- 2021.01.13 Wed 09:58
伊藤亜紗センター長著の『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水平社、2013年)が、講談社学術文庫から1月12日に発売!
『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』1,260円(税別)
伊藤亜紗著
2021年1月12日発売 講談社学術文庫
<伊藤亜紗先生からのコメント>
博士論文をもとにした本が文庫になりました。ヴァレリーに出会ったのは学部3年生のときのゼミで、ぜんぜん分からないのになぜか面白くて、図書館にこもって取り憑かれたように読んだことを覚えています。とても幸せな出会いでした。久しぶりに読み返すと、自分のいまの研究の芽がすべてつまっているなと感じます。細馬宏通さんに、すばらしい解説をつけていただきました。
○講談社BOOK倶楽部
習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。
膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは?
ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。
著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通(講談社BOOK倶楽部より)。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000349166
この記事に登場するメンバー:
伊藤亜紗先生