- 2020.09.24 Thu 16:12
2020年、國分功一郎先生初の海外出版本に続き、國分功一郎×大澤真幸の緊急対談が書籍化!
・『The Principles of Deleuzian Philosophy』Hardback 75£
※ハードカバー9,760円、ペーパーバック2,553円より(Amazon)
By Koichiro Kokubun(國分功一郎著)
Translated by Wren Nishina
Published March 2020 Edinburgh University Press
<國分功一郎先生からのコメント>
『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)の英訳です。日本で出版された現代思想についての本が英語圏でも読まれるというのはなかなかないので、そのパイロットケースになればと思っています。大変な時間をかけて、英訳者と一言一句検討してつくった英訳です。読みやすい英語になっていると思いますので、ぜひ手にとってみてください。
○EDINBURGH University Press
Re-reads Deleuze’s whole body of work, reassessing his philosophical genealogy, influences and political potential
・Makes a strong case for Deleuze as a transcendental philosopher
・Offers a new reading of Deleuze’s work, particularly in relation to the collaborative works between Deleuze and Guattari
・Represents Deleuzian research that has been going on in Japan for several decades
What gives us the right to speak of a Deleuzian philosophy, a philosophy at first sight concerned solely with interpreting other philosophers and writers? Koichiro Kokubun focuses on Delueze’s method of ‘free indirect discourse’ to locate and explicate Deleuze’s philosophy of transcendental empiricism and its constitutive limits.
(EDINBURGH University Press HPより)
https://edinburghuniversitypress.com/book-the-principles-of-deleuzian-philosophy.html
・『コロナ時代の哲学 THINKING「O」016号』1,300円(税別)
大澤真幸著、ゲスト:國分功一郎
2020年7月30日発行 左右社
<國分功一郎先生からのコメント>
新型コロナウイルスがもたらした危機について哲学的に考察した本です。私は現代イタリアの哲学者ジョルジオ・アガンベンがこの危機について発表した論考を取り上げています。これは大いに物議を醸し、インターネット用語で言うところの「炎上」騒ぎが起きました。ただ、アガンベンの問題提起には非常に重要な論点が含まれています。ぜひ手にとってみてください。
○左右社
死者の権利の剥奪、自由の制限、緊急事態下の国家権力───
國分功一郎・大澤真幸の緊急対談が実現。
現代最も注目される哲学者アガンベンは、国民の自由を制限するイタリア政府のコロナ対策を批判し、各国の哲学者たちから強く非難される。
しかし、この発言は「自由をとるか、安全をとるか」という究極の選択を迫られている私たちへの警鐘である。
アガンベンの発言を出発点に、フーコー、アーレント、ベンヤミンなどの思想を横断しながら、コロナ禍に顕在化した、民主主義社会への根本的な問いを考える。(左右社HPより)
http://sayusha.com/catalog/books/p9784865282863c0036
この記事に登場するメンバー:
國分功一郎先生